こんにちは(^^♪保健師の岩井です。
以前、健康指導させていただいた男性。
健康指導の対象になっていることから
不服そうで、
そもそもなんで健康指導を受けないと
いけないんですか?
とはじめから不信感がいっぱい。
何を伝えても
それは意味がない。
といろいろな理由を重ねて
やりたくないという。
3か月後、
その男性は、5キロ以上の減量に成功し、
メール上のやり取りでは、
次はこんなこともしてみます。
と生き生きした表情が目に浮かぶ
健康指導をしていると中には
本当に批判的な対応の方もいらっしゃるけど、
多くは、やるやる詐欺ですが、
この男性のようなやらないやらない詐欺という方も
いらっしゃったりします。
別に健康のことを考えていないわけじゃないんですよね。
ただ、何か上手くいっていないものに対して
向き合っていれば、
多かれ少なかれ、イライラするもの
勉強しなくちゃと思っていながら
テレビを見ている時、
親に勉強しなさいと言われたときのように
わかっているよ。もう!!
という気持ちに近いのかもしれません。
大事なのは、
誰だって
煙草を吸ったらどうなるのか
甘いものや揚げ物をとりすぎたらどうなるのか
運動しなかったらどうなるのか
そんなことは100も承知だという前提
情報提供だけの健康指導がまさに
今の時代にはほぼ意味をなさない。、、
正確には、その人にあった取捨選択した
情報提供が必要だということですね。
この方の場合は、
提供できる20分の中では、
その方の健康の今の状態、
事実確認するということだけで
よかったのですよね。
それさえできれば
その方は、自分にあった方法を自ら選び
実行することが出来、
今はとても楽しそうです。
行動変容を起こすために
その人にあった機会を
提供すること。
色々な形があることを
健康サービスを提供する側が
理解する必要があるなと学びになる
症例でした。